しみる症状について

こんにちは!歯科衛生士の森本です。
寒くなったり暑くなったり寒暖差がすごくありますので体調にはお気をつけてお過ごしください!!今日は歯のしみる症状についてお話していきます。

★「しみるだけ」と甘く見ないで!
歯がしみる症状は、知覚過敏のほか、むし歯や歯周病、歯のすり減りなど、歯にトラブルが起きている兆候のことがあるので、注意書き必要です。

Q、私も甘いものを食べると歯がしみます。
でも我慢できないこともないので歯医者さんには行ってません。大丈夫ですか?

A、歯がしみる症状は歯が傷んでるサインのことがあります。たかが「しみるだけ」と軽視しないで、歯科で診てもらいましょう。

〜歯周病〜
・歯周病が進行すると歯のまわりの骨が減り、歯ぐきが下がって歯の根の象牙質が露出します。その結果、知覚過敏が起きているケースも多いです。
・歯周病でなくとも、加齢や強い力のゴシゴシみがきで歯ぐきが下がることもあります。

〜歯のすり減り〜
・強い力のゴシゴシ磨きで歯が削れることもあります。
・歯ぎしりなどが原因でエナメル質がすり減り、内部の象牙質がむき出しに。

〜くさび状欠損〜
・強い噛み締めが原因とされる「くさび状欠損」。歯の根元が鋭角に欠け、象牙質が見えてしまうものです。
・くさび状欠損のある方の3〜4割に知覚過敏が生じると言われています。

〜歯のヒビ割れ〜
・肉眼では見えない歯のヒビ(マイクロクラック)が、しみる原因のこともあります。
・マイクロクラックは、放置するとやがてぱきっとはが割れて、歯を失う危険性が。歯ぎしりや食いしばりの癖があるかたは特に注意です。

〜酸蝕症〜
・すっぱい飲食物の摂りすぎなどにより、歯が表面から溶けていきます。象牙質が露出すると、しみるようになります。

〜再発むし歯〜
・以前に入れた詰め物や被せ物のまわりにむし歯ができて、それがしみることもあります。

★どうして治療に時間がかかる?

知覚過敏の治療は、経過を診つつ段階を追って進むため、「歯医者さんに行けばすぐ治る」とはならないことが多いです。
最初は歯磨きからはじまります。
意外に思えるかもしれませんが、歯がしみるという症状は、「知覚過敏ですね」とすぐ診断できるものではありません。即断するのは危険な確定診断の難しい症状なのです。
むし歯や歯周病、歯のひび割れなどがしみる原因となっていることもありますので、それらの可能性も考慮しながら治療を進めていきます。
問診や検査ではっきりとした疾患やトラブルは見つからないけれど、象牙質が露出しているのが確かな場合、まずは生活習慣の改善から取り組んでいただきます。食生活の改善(酸っぱい飲食物の接種を控えるなど)や、過度の力での歯磨きの改善にくわえ、知覚過敏を抑える成分を含んだ歯磨き剤を使ってもらいます。
歯磨きを続けても症状が改善しないから、刺激に対する歯髄(神経)の反応を抑える薬剤を象牙質が露出している場所に塗布します。
それからまた、様子診て症状が改善しないなら、コーティング剤を塗布して、露出した象牙細管を封鎖します。このように効果がでるのか見定めながら治療を進めるために時間がかかるのです。