皆さん、こんにちは☆★
歯科助手の堀岡です。
あっという間に、秋になりました。
体調にお気をつけてお過ごしください☆★
さて、今回は、お子さんの乳歯の抜歯のあとのお話です。
お子さんの乳歯がむし歯になって、歯医者さんに抜いてもらったあと、乳歯を抜いたあとはそのままでいいのでしょうか?
乳歯は「こどもの歯」ですが、永久歯にとっては「母歯」、つまり母なる歯です。
乳歯の役割を考えると、むし歯になってしまった場合は早期に治療を受け、抜いた場合は状況によっては乳歯の機能を補うための治療を受ける必要があります。
自然に生え変わる前に乳歯を抜かなくてはならなくなった場合、乳歯の役割を補うための治療が必要となることがあります。
乳歯の役割
①よく噛むために必要
これは非常に大切です。よく噛むことで食物が細分化され、栄養の消化吸収効率が向上し、小児期の全身の発育につながります。
また、唾液の分泌を促し、むし歯予防にも関係します。
②発音の獲得
幼児期は正しい発音が獲得される時期です。
とくに「さ行」の音は歯音といい、乳歯の前歯が早期に抜けたり重度のむし歯が放置されると、正しい構音機能を獲得できず、大人になって発音に苦労することもあります。
③永久歯を導く
乳歯の根が溶けることが、永久歯の生え替わりの第一ステップです。しかし重度のむし歯になった乳歯は根が溶けないで、永久歯が正しい位置に生えるのを邪魔することがあります。
④永久歯を育てる
乳歯でしっかり食べ物を噛むことにより、骨のなかで育っている永久歯に適度の刺激が、与えられて生え替わりがスムーズになります。歯の根に膿がたまるほどの重度のむし歯が放置されている場合は、根の先に育っている永久歯に後遺症がのこることがあります。
⑤永久歯の生えるスペースの確保
永久歯が育つ前に早期に乳歯を失った場合、この役割が果たせません。まわりの歯が傾斜したり移動してくることで、歯並びが悪くなってしまうケースが多くあります。
⑥舌の悪い癖の予防
複数の前歯を早期に失うと、その隙間を埋めるように舌を前方に出す癖がつきがちです。
永久歯が生えたあともその癖が残ると、舌が前歯を押し出して歯並びを乱してしまいます。
このように乳歯には大事な役割がいくつもあります。
ですから、むし歯になったときは、速やかに治療を受けるのが理想です。
早期に失ってしまった乳歯の場所や本数によっては、その隙間や機能を確保する治療が必要となることがあります。
そのための装置が「保隙装置」や「小児用の入れ歯」です。
保隙装置は、失った歯の隣の歯に装着する金具で、まわりの歯の傾斜や移動を防ぎ、永久歯が生えてくるスペースを確保します。、
小児用の入れ歯は、永久歯のスペースのかくほのほか、噛む機能を補う効果もあります。
歯が補われることで、発音の獲得や舌の悪い癖の予防につながります。
取り外しのできない固定式の入れ歯なら、お子さん自身の歯と変わらない付け心地です。
どこの医院でも対応しているわけではありませんが、まずはかかりつけの歯科に相談してみてください。