金銀パラジウム合金について

こんにちは歯科衛生士の森本です♪

秋と言えば食欲の秋ですよね。

先日食べたさつまいもの蒸しパンが凄く美味しかったです!!秋は美味しいものがたくさんあるので皆さんも食を楽しんでみてください☻

さて、今日は金とパラジウムについてお話していきたいと思います。

 

〜1g1万円!金より高いパラジウム〜

 

ウクライナ情勢や新型コロナ、外国金利の上昇などのあおりを受け、貴金属の価格が高騰しています。この高騰が、自動車やコンピューター製品だけではなく、歯科治療にも影響しています。

歯科治療に使われる金属というと、何が思い浮かびますか。「金歯」「銀歯」と言うくらいですから、まず金、銀ですよね。ほかにも銅、チタン、パラジウム、コバルトなどがありますが、じつはこのなかで金よりも高い金属があります。それはパラジウムです。パラジウムを金や銀、銅などと混ぜて合金にしたのが、「金銀パラジウム合金」で、詰め物や被せ物に使われています。保険治療で入れてもらえる銀歯は、純銀ではなく、この金銀パラジウム合金です。

もともとは金より安いから使われていたパラジウムなのですが、今では金を上回る価格になっています。

2018年まで金のほうが高かったのですが、2019年から逆転。2022年にはパラジウム1gあたり10744円、金は8691円となり、現在も高止まりしています。

価格の高騰は歯医者さんにもじつに頭の痛い問題です。とくに保険治療では、金属価格が上がった分が実際の治療費に反映されるまではタイムラグがあるので、それまでの差額は歯科医院の負担になってしまうのです。

一方、こうした現状で注目されているのが、金属を使わない詰め物や被せ物です。たとえば、詰め物に使われるコンポジットレジン(歯科用プラスチック)や、CAD/CAMの詰め物や被せ物に使われるセラミックや硬質レジンです。これらは金属を原料としないため、高騰の影響を受けにくいのです。

中でも硬質レジンのCAD/CAMの被せ物(CAD/CAM冠)は、保険治療の対象となる歯が年々、増えてきています。

 

☆金銀パラジウム合金(金パラ)って?☆

金銀パラジウム合金は、正確には「歯科鋳造用12%金銀パラジウム合金」といいます。おもに保険治療の銀歯(被せ物)に使われ、ほかにも詰め物やブリッジ、入ればの止め金(クラスプ)に用いられます。成分含有率は金12%、パラジウム20%と定められています。(残りは50%前後と銅など)