こどもの歯の根の治療

こんにちは。歯科助手の堀岡です。

日によって寒暖差が激しい日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?(*´∀`)♪

 

コロナ禍で籠る時間が増えると、、、

製作意欲が湧いてきたので、最近、刺繍やパッチワークにハマりつつある今日この頃です★☆

製作に飽きたら、花や旅の写真集をみて、リフレッシュしつつ、、

自分が実際にみた気分にもなれるので、とても充実したステイホームを楽しめています♪( ´θ`)ノ

 

 

 

さて、今回は、乳歯の神経を抜く治療について、お話します。

お子さんがいらっしゃる方は、乳児に大きな虫歯ができてしまったら、心配ですよね。

「神経にまで虫歯が広がっているので、神経をとったほうがいいでしょう」と言われると、永久歯がちゃんと生えてくるか、不安になるかと思います。

 

永久歯の芽は、乳歯とは離れた場所に育っているので、神経を取っても、永久歯に影響はありません★☆

 

患者さんが「歯の神経」とよんでいる組織は、歯科では「歯髄」と呼ばれています。

歯髄は、神経のほかに、血管と歯髄細胞からできています。

歯髄細胞の多くは、線維芽細胞で、歯髄を覆っている象牙質(線維の一種)をつくったり、歯に加わる刺激を感じる機能を持っています。

一般的に「神経」と呼ばれてるのは、このためです。

 

乳児と永久歯は、まったく異なる時期にあごよ骨のなかでつくられます。

ですから、虫歯になった乳児の歯髄を取っても、永久歯が育たなくなったり、永久歯の歯髄=神経がなくなることもありません。

乳児は、永久歯に比較してエナメル質も象牙質も薄く、カルシウムの密度も少ないため、虫歯の進行が速いです。

虫歯菌が歯髄まで到着しやすく、歯髄を取る治療になりやすいともいえます。

 

しかし、乳児の歯髄を取っても永久歯が育たなくなることはないといいましたが、乳児そのものには、影響がでてしまいます!

歯髄がなくなると、象牙質への栄養の補給ができなくなるからです。(歯髄は栄養の通り道でもあります。)

そのため、歯髄がなくなった乳歯は、割れやすくなります。

また、歯髄がなくなると、乳歯の歯根吸収(永久歯の成長にともない歯の根が短くなること)の制御が難しくなり、永久歯へ生え替わる時期なのに、歯の根が長いままで乳児が自然に抜けない、あるいは通常よりも早く歯の根が短くなって乳歯が抜け落ちてしまうこともあります!

 

それなら、「やはり歯髄は取らないほうがよいかな?」と思われるかもしれません。

しかし、歯髄まで広がった虫歯(歯髄炎)を放っておくと、永久歯の成長に影響します。!

 

永久歯は、乳歯の根の先でつくられていますので、乳歯の根の先から、その下のあごの骨に炎症が広がると、永久歯の歯胚に細菌感染が及びます。

歯胚に細菌感染が及ぶと、永久歯よ歯質に形成不全が起こる(ターナー歯)ことがあったり、乳歯の根の先にできた膿により、永久歯よ歯胚の位置が変化して、歯がまっすぐ生えないこともあります。

 

神経にまで広がった虫歯を放っておくほうが、永久歯に悪い影響を与えるのです。