こんにちは。
歯科衛生士の田村です。
以前のブログで仕上げ磨きに関することをざっくりとご紹介させて いただきました。
今回はその仕上げ磨きについてもう少し詳しくお話していきます。
そもそも虫歯とはどうしてできるかご存知ですか?
虫歯はその原因菌である『ミュータンス菌』、 磨き残しの中の細菌が酸を生み出すエネルギーとなる『糖』、『 歯の質(酸に対する強度)』、『時間』 の大きな4要素が関連して起こります。
歯磨きをすることで、 ミュータンス菌が歯面に付着するのを防いだり、 ミュータンス菌により形成された磨き残しや糖質を取り除いたりす ることができます。
これは最も基本的な虫歯予防法です。
しかし、それ以外にも有効な予防法として、 歯の質を強くするためにフッ素を塗ること、すなわち、 フッ素が配合された歯磨き粉を使ったり、 定期的に歯科医院でフッ素を塗ることも一つです。
食後の歯磨きや、 歯磨きが出来ない場合はうがいをすることだけでも効果は期待でき ます。
よく噛むことも唾液の分泌を促進し、 口腔内の自浄作用を高めることにつながります。
このように、仕上げ磨きだけが虫歯予防ではないので、 歯磨きが何より大切だからと「嫌がっても、 抑えつけてでも磨かなくては!」と必死になるよりも、 肩の力を抜いて、笑顔で磨いてあげましょう(*´ω`*)
さて、次に具体的な仕上げ磨きについてですが、 いつ頃からどのような歯磨きをすればいいかご紹介します。
まず、お子さんがお母さんのお腹の中にいる時からです。
お母さん自身が口のケアをすることも大切です。
ミュータンス菌の伝播もお母さんやお父さんの口の中が綺麗であれ ば、お子さんの口の中の細菌数が少なくなります。
次に、生まれたばかりでまだ歯が生えていない赤ちゃんでも、 歯磨きの準備を心がけることが大切です。
顔や口の周りを優しく撫でたり、 清潔にした指で口の中を触れたりしてあげることで、 口に触られるのに慣れさせていきましょう。
歯が生え始めたら、少しずつ歯磨きを始めましょう。
すぐに歯ブラシを口の中へ入れようと考えずに、 頬や口唇の周りに優しく触れて、 少しずつ口の中へ進んでいくと上手にできるようになります。
歯が生え揃う3歳前後までは、 お父さんお母さんの仕上げ磨きが中心となります。
この時期には歯磨き習慣を身につけ始めるようにしましょう。
他にも、食生活のリズムをつけて3食しっかり食べて、 ジュースやお菓子などの食べ物に気を配ることも大切です。
3~6歳は歯磨きの自立、すなわち、 自分でできるようになっていく時期です。
お子さんはお母さんやお父さんを見て育ちます。
家族が食後や寝る前に歯を楽しそうに磨いていれば、 仕上げ磨きも楽しいものとなります。
成長して、1日の話をしながら一緒に磨くことができれば、 これ以上ない親子のコミュニケーションタイムとなります。
6歳以降は歯磨きの『自立』から『自律』へ移行するときです。
自分でしっかり磨けるようになり、食べたら磨く習慣や、 甘い物の上手な食べ方を学び、 生涯にわたって口と歯の健康を維持する習慣を身につける大切な時 期です。
生涯にわたっておいしく安全に食べるには、 口と歯の健康がなくてはなりません。
いつまでも口と歯の健康を保ち続けるために、歯磨きだけでなく、 他の虫歯予防法も取り入れて、 子どもの時に歯の衛生習慣を身につけることが大切です。