こんにちは。
歯科衛生士の田村です。
朝晩で暑かったり寒かったり、 気温の上がり下がりが激しい日々が続きますね。
温度調節が難しいですが、 薄手の羽織るものを1枚待っておくと安心ですね!
体調管理を気をつけましょう!
さて、今回は唾液のことについてお話をしていきます。
まず唾液とは口腔内にある「唾液腺」から分泌されており、 成人の分泌量は1日あたり1.0~1.5リットルほどです。
夜眠っている間は日中に比べて分泌量が抑えられるため、 口内の細菌が繁殖するなど唾液のはたらきが低下します。また、 ストレスや薬による影響など、 さまざまな理由で唾液の分泌量は変化します。
唾液にはたくさんの働きがあります。
唾液中に含まれる消化酵素アミラーゼは、 デンプンと反応して麦芽糖へ分解し、 咀嚼によって食べ物と混ざる消化作用。
口内細菌や食べカスを洗い流す自浄作用。
細菌による刺激や感染、歯の摩耗・脱灰(歯のエナメル質の溶解) を防ぎ、潤いによって舌や喉の動きがなめらかになり、 食事や会話がスムーズになる粘膜保護・湿潤作用。
リゾチーム、ペルオキシダーゼ、免疫グロブリン、 ラクトフェリンなどの酵素を含み、 口内に侵入した細菌の活動を抑える抗菌作用。
カルシウムイオン、リン酸イオン、フッ素イオンによって、 一時的に脱灰状態になった歯のエナメル質の再石灰化を促し、 虫歯リスクを軽減する再石灰化作用。
など、たくさんの働きがあり、全身の健康をサポートしています。
ストレスなど様々な理由で唾液が減ってしまうと、 お口が乾燥して細菌が繁殖しやすくなります。
細菌が繁殖すれば口臭や虫歯になるリスクが高まり、 体内にも侵入しやすくなり、 風邪など全身の病気につながりかねません。
唾液は些細なことで分泌量が減ってしまいますが、 ちょっとした注意で量を増やすこともできます。 以下のように日常生活の中でできる工夫を意識して行うことで、 唾液の分泌を正常化させましょう。
☆よく噛む(刺激で唾液の分泌を促す)
☆水分補給(唾液に必要な水分を得る)
☆口呼吸ではなく鼻呼吸を意識する(口内乾燥を防ぐ)
☆お酒やたばこを控える(刺激を減らす)
☆唾液腺マッサージ(唾液の分泌を促す)
☆唾液の質を上げる(口内の乳酸菌を増やす)
唾液には、口内の傷や歯の脱灰を修復したり、 あらゆる病原菌の侵入・ 感染を防いだりする重要な役割を担うための、 多くの成分が含まれています。健康な体作りを目指すには、 唾液の分泌量も意識することが重要です。