バイオフィルムについて

こんにちわ。歯科衛生士の最上です。

まだまだ残暑が残っていますが、みなさん、いかがお過ごしですか?
10月ですね。秋ですね。
秋の味覚、いろいろ楽しみですね。
今回はバイオフィルムについてお話したいと思います。
みなさん、バイオフィルムってご存知ですか?
バイオフィルムは、私たちの身近に存在しています。
例えば、お風呂の排水溝や、キッチンの三角コーナーのヌルヌル❗️
あのヌメリがバイオフィルムで、いわゆる粘性のある細菌膜をそう呼びます。
そして私たちの口の中にもこの菌のかたまり口腔バイオフィルムはあるのです。
口の中にあのヌメリ?排水溝のヌメリと同じようなものがあるなんてと想像するだけでも嫌ですよね。
まさに歯垢のかたまり(プラーク)が口腔バイオフィルムの一種です。
口の中の細菌には善玉菌も悪玉菌もありますが、悪玉菌は、500~700種類の細菌がいて、歯を磨かないでいると、細菌の数はなんと1兆個にもなり歯磨きした後でも1000億個は存在するそうです。
歯磨き後、約8時間たったころから歯の表面に細菌が付着してきます。これが歯垢(プラーク)です。そこから48時間後には、急速に菌が成長し72時間後たって膜のようになったのがバイオフィルムです。
歯垢(プラーク)は歯ブラシで落とせますが、ネバネバのバイオフィルムになっては簡単に落とせずどんどん菌を巻き込んで強固なかたまりとなっていきます。
排水溝のヌメリも強力な除菌漂白剤やブラシを使ってゴシゴシしないととれませんよね。アレと同じです。
また歯垢(プラーク)は、唾液中に含まれるカルシウムやリンと反応して石灰化すると歯石となります。歯の石と字のごとく、こうなると日頃の歯磨きでは取り除くことができず、歯科医院での歯石除去が必要となってきます。
さらに恐ろしいのが、この口腔内バイオフィルムや歯垢(プラーク)、歯石を放置すると歯周病が進んでしまい、どんどん歯周ポケットが深くなっていきます。
歯周病の進行を止めるには、まず歯周病の細菌たちが喜ぶ栄養を断ち切ること❗️
細菌は、血と鉄分とたんぱく質が大好物なので、歯茎からの出血を止めて、歯周ポケット内の歯垢、歯石、バイオフィルムを取り除くことが必要になります。
強固なバイオフィルムになってしまうと歯科医院のクリーニング、PMTC(プロが器具や機械を使って行う歯のクリーニング)の登場です。