口腔カンジダ

こんにちは、歯科衛生士の森本です

むしむし暑い日が続いて夏が来たって感じですね!夏は日焼けが気になりますが、外で過ごすのも結構好きです☺

晴れた日にピクニックとか最高ですよね♪

今度ぜひしてみようと思います

 

さて今日は

お口のなかの悪いやつら

〜油断大敵!カビの仲間カンジダ〜

についてお話していきます。

 

☆抗生物質が効かない疫病神

カビの仲間は真菌と呼ばれ、これまで取り上げてきた細菌とは異なる微生物です。真菌類は動植物を分解して土俵に戻す自然界の清掃屋として、地球環境の保護に重要な役割を果たしてくれています。また、日本酒は真菌である酵母なしには作れません。

真菌のカンジダは、口、腸、膣、皮膚などに常在菌しています。健康な人たちには病原性を発揮しない微生物ですが、抵抗力の落ちた人に「日和見感染症」を引き起こす疫病神の代表格です。

細菌が起こす感染症の特効薬と言えば抗生物質。

抗生物質は細菌を駆逐しますが、やっかいなことに真菌のカンジダには効き目がありません。それだけでなく、細菌感染症を治そうと抗生物質を長期間使用すると、カンジダと縄張り争いをしている常在菌が消えてカンジダが生き残り、勢力の拮抗が破錠します。するとカンジダ爆発的に増え、日和見感染症であるカンジダ症を発症させてしまうのです。

 

☆高齢者の免疫低下を狙って虎視眈々

また、私たちに備わってる自然免疫は、通常はカンジダがやすやすと増えないように抑え込んでくれています。ところが高齢になって免疫力が低下すると、カンジダはその隙をねらって増殖し、ヌルヌルベタベタするバイオフィルム集団をつくり舌や口蓋、頬粘膜などにくっついて、かゆみやピリピリとした痛みのある炎症を引き起こします。これが「口腔カンジダ症」です。

口腔カンジダ症を予防するために1番大事なのは、お口のなかを清潔にすることです。特にカンジダは舌の上で増えやすいので、歯磨きのあとに、舌やブラシで舌をごく軽く擦ってお掃除するのが効果的です。

また、油断してはならないのが、入れ歯の表面にヌルヌルと付着するバイオフィルム。

この正体も実はカンジダです。入れ歯に着いたカンジダは、「義歯口内炎」を引き起こす張本人です。通常であればたいしたことない入れ歯による刺激を、つらい潰瘍へと悪化させてしまいます。

 

☆入れ歯をお手入れして発症の予防を!

このヌルヌルの除去にいちばん効果的なのが、入れ歯用のブラシなどを使ってこすり落とす方法です。その次に効くのが、入れ歯洗浄剤を使った除菌。入れ歯用ブラシで磨いてから入れ歯洗浄剤にドボンと漬けるのがカンジダ退治にもっとも有効です。両方行うことで清掃効果がさらに上がるので、洗浄剤に漬けるだけでなく入れ歯磨きもし、1日1回はしっかりとヌルヌルを取り除いて口腔カンジダ症や義歯性口内炎を防いでいきましょう。