肥満と歯の関係

こんにちは。
歯科衛生士の田村です。
クリスマスは七面鳥、ケーキ、お正月にはお餅、おせち料理…冬は美味しい物がたくさんあってついつい食べすぎてしまいますよね!
皆さんは、太り過ぎないためにも歯の健康が重要だということを知っていましたか?
奥歯を失ったままだと実は太りやすいんです。
奥歯を失って、『いつかなんとかしなくちゃ』と思いながらいつの間にか慣れてしまい、治療を先延ばしにしてしまう方も時々お見受けします。
でもこの『慣れ』こそ怖いのです。
奥歯を失うと、咀嚼機能が低下し、柔らかくて食べやすいもの、簡単に満足感が得られるものについ手が伸びやすくなります。
例えば、うどんやそばやラーメンなどの麺類はよく噛まなくても食べやすい食べ物です。あっさりしたメニューだから体に良いと思われたり、すすって流し込めるので『噛めない』というストレスをほとんど感じずに済みます。
カレーライスも同様に、手軽に満足感が得られます。その結果、『しっかり食事はとれている』という自己評価になりがちです。
こうした噛めなくても食べられる食事は、実はカロリーオーバーを引き起こしやすい一方、筋肉量の維持に必要な動物性タンパク質や、老化を防ぎ体調を整える抗酸化物質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが乏しく、深刻な栄養不足を招きやすいのです。
それにより、肥満・食後高血糖・脂質異常症になりやすくなったり、骨格筋率・骨量・コラーゲン量が減りやすくなります。
その影響でかかってしまいやすい病気の例としては、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞(血管・肌の弾力低下)です。
また、体力低下(サルコペニア)や、転倒や、骨折を引き起こしやすくなります。
肥満になりやすいうえに、低タンパク質で筋肉量が減ってしまうので、健康増進には逆効果なのです。
皆さんは今、歯ごたえのある食べ物をどの程度まで食べられますか?
ビスケット、かまぼこ、ちくわ、こんにゃく、ハム・ソーセージ、イカの刺身、おこわなどが噛みづらいと糖質偏重食に陥りやすいお口になっているかもしれません。
しかし、噛めないものが多くては、栄養改善のしようがありません。
奥歯を失ってから、食の好みが変わってきてはいませんか?
血糖値や内臓脂肪、体脂肪率が上がってはいませんか?
病気の発症リスクを減らすために、歯科治療で噛めるお口を取り戻し、栄養指導を受けて健康的な身体に変えていきましょう!
次回のブログでは体力低下(サルコペニア)についてお話していきます!