皆さま、こんにちは(^^)歯科衛生士の萩原です。
以前、2回目のワクチン接種を受けてきました!
1回目は何にもなくて翌朝スッキリでしたが、2回目はじわじわと効果が…汗(°▽°)
個人差があると思いますが、接種される方は接種後に無理をしない様、お気をつけ下さいませ☆
お水をたくさん飲むと良いみたいですね。わたしもたくさん飲んだら、少し楽だったように思います。
さて、今日はバイオフィルムについてお話ししたいと思います。
お口の中は温かい、湿っている、そして時々 栄養が
入ってくる。だから、すぐに菌は繁殖して、いたずらをしだす、お口の中は細菌達のかっこうの住処、、、そう思っていませんか?
ところが、細菌学者によれば、どうもそれほ間違いのようなのです。 口腔内は実は虫歯菌、歯周病菌などの悪玉菌にとっては住みにくい環境だというのです。
唾液や体液の中には、私たちが考える以上の抗菌作用が含まれているだけでなく、下手すると細菌達はすぐに洗い流されて消化管に送り込まれ、そこで強い酸により殺されてしまいます。
ようやく見つけた歯のでこぼこや歯周ポケットの中も、ともすると他の菌に占領されていて、なかなか住み着ける状態ではありません。まして歯茎に近いところで、ただ漂って浮遊しているだけでは、生体からの貪食細胞というものによってすぐに食べられてしまいます。
うーん、ではどうやって虫歯菌や歯周病菌が繁殖していくのでしょうか?
彼らはじつに巧妙な方法で歯の表面に取り付いていきます。
まず、手始めに他の細菌を味方につけることを思いつきます。自分たちが産生して多糖体の中に、他の菌も取り込んで、そこにコツコツとあたかも生体の脈管系のような栄養路を作り、お互いが心地よく住めるような共同体((コロニー:集落))を作り上げるのです。
細菌達にとっては幸いですが、お口の中にはこのコロニーが付着するのに必要な硬組織の界面(歯や歯の根)が存在し、“わーい、ここに住み着いちゃえ!“と、細菌達は居場所を見つけて暮らし始めます。
私たちにとっては悪玉菌。そのコロニーは次第に合体していき、細菌、多糖体とその副産物の集合体((マトリックス))を形成します。
このマトリックスを((細菌バイオフィルム))と総称します。
いわゆる歯垢(プラーク)と呼ばれているものはバイオフィルムで、特に歯や歯茎にさまざまないたずらをするのは成熟した、古いバイオフィルムです。
ひとたびバイオフィルムが形成されると、細菌は多糖体やその他の代謝物の中に埋め込まれた状態になり、かなり栄養条件が悪いなかでも生存が可能になります。
さらに、このような生存形態は、抗生物質や抗菌剤からも物理的に保護され、抵抗性を持つだけでなく、生体の免疫的な攻撃にも抵抗性を示すようになります。
つまり、歯垢には薬や薬剤をつかっても効果はほとんどなく、私たちの持ってる免疫力にも抵抗をする、ということです。
バイオフィルムは虫歯や歯周病の原因となりますが、このようなバイオフィルムは、医学領域ではペースメーカー、尿路や血管内カテーテルにも観察され、厄介な感染症の原因になると言われています。
歯垢が溜まらないように、皆さんホームケアはしっかり行いましょう!
次回はバイオフィルムを取り除くためのお話しをしたいと思います♪
参考文献;新PMTC 医歯薬出版より