ブログ

キッズルーム 全室個室 新百合ヶ丘駅そば

ブログ

2018/09/25
フッ化物配合歯磨剤1000ppmから1500ppmへ

お久しぶりです。歯科衛生士の木藤です。長かった酷暑もようやく去り、いくぶんは過ごしやすくなりました。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。 今回はフッ素配合歯磨剤が1500ppmに変わったことについて話していきます。皆さんはご自身が使用中の歯磨き粉にフッ素が配合されているか、ご存知ですか?フッ素とは以前掲載されているブログにもありますが、酸の産生を抑制と再石灰化の促進、歯質の強化をします。酸の産生抑制とは歯磨きで落としきれなかった歯垢(プラーク)が作るむし歯の原因菌の働きを弱め、歯垢(プラーク)が作る酸の量を抑えます。再石灰化の促進とは歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進させます。歯質強化とは歯の表面を酸にとけにくい性質に修復します。このようにフッ素は歯にとても良い効果をもたらします。しかし使い方を間違えてしまうと、デメリットもあります。(詳しくは2018/08/12のフッ素について2をご覧ください。) 実は2017/03/17より日本の歯磨き粉のフッ素配合上限が1000ppmから1500ppmに変更されました。フッ素が1000ppmから1500ppmに増えることで、 世界保健機構(WHO)では、500ppmごとに6%ずつ上昇するとしています。また1000ppmから1500ppmに増えることで、2〜3年間で約10%の虫歯予防効果の向上が期待できるとされています。またフッ素濃度が上がったからといって、今までよりも使用量を減らすなどはせずに以前と同じように、1.歯磨き回数は多めに(1日の使用回数が多いほど効果的) 2.口をすすぐ回数を少なくする(ブラッシング後歯磨き粉を吐き出して、一回約15ml大さじ1ほどでゆすぐ) 3.歯磨き粉の量は多めに(15歳以上は2センチ程度/回) 4.長時間の歯磨きを行うようにすると、より効果的にフッ素を取り入れることができると考えられています。ちなみに大人虫歯を言われている、歯茎が下がり根っこが見えてしまっている歯にも、フッ素濃度が高い歯磨き粉の方が有効的と言われています。ちなみに歯磨きをはペースト状のものよりも、ジェル状の歯磨きを使用すると停滞性がよく、よりフッ素を口の中に残すことができます。ダイヤモンド歯科でも、チェックアップのスタンダード(ペースト)とチェックアップジェルミント味(ジェル)を販売しております。二つとも1450ppmのフッ素が配合されています。市販でも医薬部外品として、クリニカのアドバンテージやシステマEXハミガキなど、他の歯磨き粉より少しだけ高いですが、販売されています。皆さんもより効率よく効果的にフッ素をぜひ使用して見てください。歯磨き粉について何か相談などございましたら、歯科医師や歯科衛生士にお尋ねください。 皆さんで健康で強い歯にしましょう★

2018/09/25
歯面研磨清掃

こんにちは!歯科衛生士の渡辺です。早いもので9月ももう終わろうとしています。涼しくなって、過ごしやすい季節になってきましたね。 今回は、歯科医院で行う歯面研磨・歯面清掃(主に歯面研磨)についてお話ししたいと思います。 歯周組織に病的に変化をもたらす原因は、プラークを構成する微生物です。しかし、それが解明されたのは最近のことで、ほんの数十年前までは、歯石が原因と考えられていました。プラークの75%は細菌、残りは細菌が産生した多糖と唾液由来のタンパク質や無機物です。プラーク1gあたりの細菌の数は約10億〜100億個です。 歯科疾患のなかでも、歯周病とう蝕(むし歯)は生活習慣病です。これらの疾患は、プラークの影響を強く受けています。そこで、物理的にプラークを取り除くために、患者さん自身のブラッシングや、患者さん自身では取り除けない汚れを、歯科医師や歯科衛生士が専門の器具を使用して行う歯面研磨・歯面清掃が必要となります。 歯面研磨とは、歯面に付着・沈着しているプラークや歯石を除去したあとに行う研磨処置で、残留しているプラークや歯石、食品、コーヒー、お茶、たばこ、細菌、薬品などが原因で歯の表面に沈着するステインを除去することをいいます。 目的は次のものがあげられます。 ①歯石の除去によって細かく傷ついた歯面を滑沢化することで、歯石の再沈着を予防します。 ②付着・沈着しているプラーク、歯石の除去後に残留している細かな歯石、色素沈着などを除去します。 着色などがない場合は、粒子の細かい研磨剤を使用しますが、歯面の着色や付着物によっては、粒子の荒い研磨剤を使用することもあります。ほとんどの研磨剤にはフッ化物(フッ素)が入っているので、う蝕抵抗力の効果も期待できます。 また歯面清掃は、簡潔に説明すると、歯と歯の間も含め全ての歯面、および歯肉の下1ミリから3ミリのプラークを機械的に除去することをいいます。 歯科治療が終了した後、今後新たな疾病を発症させないため、また進行させないために定期的な来院をおすすめしております。当院ではクリーニングの際に、プラークを赤く染め出して、汚れが残っている部分を実際に患者さんに確認してもらい、歯ブラシの選択やブラッシングの仕方などもアドバイスさせていただいております。専門家が行うケアと同時に患者さん自身のセルフケアもとても大切です。クリーニング後に爽快感・審美感を感じていただき、お口の中の健康を少しでも意識していただけたらと思います。何か気になることがあれば、来院時にお気軽にご相談くださいね。

2018/08/12
フッ素について 2

皆さまこんにちは、歯科衛生士の萩原です。
暑い日が続いておりますがいかがお過ごしですか?


さて 、前回に引き続きフッ素についてお話ししたいのですが、今回はフッ素の濃度についてのご説明をいたします。


歯医者さんに行ったらフッ素〜 なんだか定番ですが、これはもちろん大切です。やはりフッ素は歯を強くしますから、長期に渡って使用し続けることで虫歯になりにくくするお手伝いをしてくれます。


一般的に市販されているフッ素の濃度は、100ppm〜1450ppmです。
ダイヤモンド歯科でクリーニングの際に塗布をしているフッ素は ほ9000ppm。


市販のされているものと、歯科医院のものでは濃度がだいぶ違うんですね。
じゃあppmってどんな濃さなの?というと...
10000ppm=1%
9000ppm=0.9%
100ppm=0.01% となります。
だいぶ薄いのに 効果を発揮してくれるんですね(^^)


ダイヤモンド歯科には幅広い年齢層の方にお通いいただいておりますが、今日はお子さんへのフッ素、6歳を境にフッ素の濃度を使い分けることをお伝えして参ります。


患者さまにお伺いすると、だいたいのお母様たちが2歳〜2歳半くらいからフッ素のジェルの使用を始めるみたいです。
フッ素の開始時期(個人差あります)としてはそのくらいでよいと思いますが、今回お話ししたいのは濃度です。フッ素は低濃度のものを乳歯列の時から使用を開始して、使い続けることで効果を発揮しますが、6歳未満のお子様には950ppmではなく、500ppm以下のフッ素を使用して頂きたいのです。


市販されているものの中には950ppmの歯磨き粉やジェルが多く、子供用と記載されているものでも調べてみると950ppmだったりすることがあります。
この950ppm以上のものは6歳以降の年齢層向けです。
そして、6歳未満のお子様に濃度が大人と同じものを毎日使用し続けると、歯のフッ素症を引き起こす場合があります。


フッ素症とは日常におけるフッ素の過剰な摂取により歯面に白色、褐色の斑点や模様ができるものを言います。透明感のない、チョーク状の白色や、部分的に褐色の色の歯が生えてきてしまうことがあるんです。


なんだかこんな風に説明されると、じゃあフッ素なんて要らないんじゃ??と思ってしまうところですが、正しい知識を持って使用すると、フッ素には歯へのプラスの面がたくさんあって、やはりエナメル質を強くしますし、成人の場合でも歯の根が露出している虫歯のリスクも減らしてれたりするんです。

歯科医院で塗布するフッ素ももちろん大切ですが、日常で使うペーストやジェルが大きく効果を与えるフッ素。皆さんも上手に取り入れて虫歯予防をしてくださいね(^^)

ちなみに低濃度のフッ素を簡単にご紹介すると...


100ppm レノビーゴ (スプレータイプ)
250ppm ミラノール1.0g ←投薬 (ぶくぶくうがいができるようになってから)

500ppm チェックupジェル バナナ味
ピジョン ぷちキッズ

などがあります。ご参考までに...

ダイヤモンド歯科では6歳未満のお子さまへは、ミラノールとチェックアップジェルのバナナをご案内しております。
その他、6歳以上から大人のものもございますし、フッ素とはまた別に、リナメルやMIペーストで虫歯へのケアをする商品も取り扱っています。


ご不明な点は 担当の歯科衛生士にご質問くださいませ。

では残りの夏も、楽しくお過ごし下さい!)^o^(

2018/06/06
おしゃぶりについて

皆さんこんにちは。
保育士・歯科助手の室井です(^^)
春らしい気候から、最近は梅雨を思わせるような日が、一日一日増えてきたように感じます。
ジメジメは苦手ですが、
この時期に咲く紫陽花が大好きなのでこれから楽しみです☆

さて、今回は、
『おしゃぶりについて』
お話をしていきたいと思います。


「おしゃぶりは舌や顎の発達を助けて鼻呼吸を促す」という宣伝等で、
乳幼児におしゃぶりを与えているご家庭が多いそうです。また、乳児が泣いたときに泣き止ませる方法として、使われる様子も見受けられます。

子育てをする親御さんからすると便利な育児用品でもありますが、おしゃぶりを長期にわたって使用すると、乳歯の噛み合わせに良くない影響を与えてしまうといわれています

それでは、おしゃぶりは
どのくらいまで与えてよいのか、おしゃぶりの長期使用がどのように影響していくのかをお話致します。

〈おしゃぶりが噛み合わせに及ぼす影響〉
1歳6か月児、2歳児、3歳児、5歳児を対象にしたあるデータによると、
2歳児では指しゃぶりで出っ歯が、おしゃぶりで前歯にすき間が出来る〈開咬〉が高頻度にみられ、5歳児では、この傾向がさらに増大したという結果がでたそうです。
おしゃぶりを使用している子どもは、使用していない子どもと比較すると、上の前歯が前方にでる〈上顎前突〉、開咬や、上下の奥歯が横にずれて中心があわない〈乳臼歯交叉咬合〉の発言率が極めて高くなります。この傾向は1歳6ヶ月、2歳でも見られますが、止めると咬み合わせの異常は改善しやすいそうです。
けれど、乳臼歯が生え揃う2歳半、さらに3歳過ぎまで使用していると、咬み合わせの異常は残ってしまいます。


〈歩き始めから2歳過ぎまでのおしゃぶりの利点と欠点〉
利点については、
・精神的安定
・簡単に泣き止む
・入眠がスムーズ
など。

欠点については、
・習慣性になりやすく、咬み合わせに影響
・子どもがどうして泣いているのか考えずに使用する
・あやすのが減る
・発語の機会が減る
など。


5~6ヶ月以降の乳児は、何でも口へもっていってしゃぶります。
これは、目と手の協調運動の学習とともに、いろいろなものをしゃぶって、形や味、性状を学習しているのです。
おしゃぶりを使用していると、手で掴んでも口へ持っていくことができずに、このような学習の機会が奪われることになります。
親の働きかけに対する声だしや、自分からの声だしも出来ません。
発達に必要なこのような機会が失われることになってしまいます。


おしゃぶり使用の考え方としては、
出来るだけ使用はしない方がよいですが、使用する場合は、つぎの点に留意していけたらという事です。

①発語や言葉を覚える1歳過ぎになったら、おしゃぶりのフォルダーを外して、常時使用しないようにしていく。

②遅くとも2歳半までに使用をやめていく。

③使用している間も、声かけや一緒に遊ぶなどの子どもとの触れ合いを大切にして、子どもがしてほしいことや、したいことを満足させるように心掛ける。
便利性からだけで使用しないようにする。

④おしゃぶりだけでなく、指しゃぶりも習慣づけないようにするには、③の方法を行っていく。


忙しい毎日の子育てに
ついつい便利な用品に頼ってしまいがちですが、

お子さまの歯列や発育の為に、上手に利用していきたいですね(^^)

2018/05/17
あなたは人の歯が何本あるか知っていますか?

歯科医師の宇土です。

だんだん暖かくなってきましたね。そろそろ衣替えを考えないとですね。

小学校などでは、歯科検診が始まってくる時期ですね。検診の紙には歯が何本あるかと記入してある紙もああります。意外に知らない方もいらっしゃるかと思いますが、

乳歯(子供の歯)は、生後6カ月頃から生え始め、3歳頃までに

全部で20本が生え揃います。

永久歯(大人の歯)は28本、親知らずを入れると32本です。

歯列の真ん中に前歯が左右に2本ずつ、上下あわせ

て8本あります。その奥には乳犬歯が上下左右あわ

せて4本、さらにその奥には乳臼歯が左右2本ずつ

で、上下あわせて8本になります。

乳歯(子供の歯) は、永久歯(大人の歯)に比べ表面のエナメル質が弱いため、虫歯の進行が速いという特徴があり、乳歯の虫歯を放っておくとその下に待機する永久歯にも悪影響を与えてしまいます。そのために、しっかりとケアすることが大切です。

思春期以降、この奥に一番遅く生えてくる第三大臼歯、つまり親知らずがある場合はプラス4本になります。

入れ歯にならないために永久歯をもっと大事にすることが大切です。

実は、ニホンザルやチンパンジーにも乳歯と永久歯があるが、生まれたばかりの子供は顎が小さいので、そこに大きな歯は収まりません。そのため、まず、小さな顎のサイズに合った乳歯が生えてきます。そして、子供の顎は成長とともに、急速に大きくなります。20本以上乳歯は歯ぐきから生えていますが、すでに生えてしまった歯はそれ以上ほとんど大きさが変わらないので、顎の成長の速さには追いつけません。仮に、顎が成長しても乳歯のまま歯が生え変わらなければ、歯と歯の間に大きなすき間ができてしまいます。

そこで、子供サイズの乳歯が一度抜けることによって、歯ぐきの奥で最初から大人用サイズとして作られた永久歯が抜けた乳歯の後から生えてくるという仕組みになっているのです。

最終的に人の歯は、顎の成長に合わせた仕組みです。

歯は生え替わるといえ、子供の歯を絶対に虫歯にさせないために知っておきたいことは、歯垢(プラーク)をつけないことです。

歯の表面は、タンパクの膜で覆われています。

タンパク質を好むいくつかの細菌が、タンパク質の

膜を介して歯の表面に付着して菌の集合体をつくり始めます。その中に、虫歯の原因となるミュータンス菌が含まれています。

長時間磨いていない歯の表面を爪やつまようじで掻き落とすと、ネバネバしたノリやチーズのような歯垢(プラーク)が取れます。この歯垢の中のミュータンス菌が、食べかすを元にして糖分を分解し、酸や毒素をつくり出します。その酸は、エナメル質を溶かして穴をつくり始めます。

そして歯の表面が、チョークのように白く濁ってきたら、虫歯の始まりです。ちなみにプラークの蓄積は、歯ぐきの炎症も引き起こします。歯ぐきが赤く腫れたり、歯ブラシを使うと出血を

起こします。

虫歯が自然に治ることはありません。しかし、常に手入れをしっかりしておけば進行は抑えられます。進行してしまった場合は、治療が必要ですので日々のケアがとても大切です。

 

2018/05/07
キシリトールガム

こんにちは!!歯科衛生士の木藤です。ゴールデンウィークは楽しめましたか。私は温泉に行ってリフレッシュしてきました。今回のタイトルであるキシリトールガムについて話していきます。最近シュガーレスガムが数多く市販されていますがその効果がどんなものか皆さんはご存知ですか。キシリトールとは、シラカバやトウモロコシの芯などから採れるキシラン・ヘミセルロースという物質を原料にした甘味料です。キシリトールの甘さは砂糖とほとんど変わらず、甘さを感じる感覚は砂糖とほぼ同じと言われています。キシリトールガムには3つの効果があります。1つ目は虫歯の原因であるムシ歯菌が出す酸を抑制します。食事や甘い飲み物を口にする度に口の中が酸性になり、歯の表面のミネラル成分が溶けてしまうようになります。それを抑制してくれます。2つ目にガムを噛むことによりよだれが出やすくなったり、ムシ歯になりにくくなります。3つ目に長期間(三ヶ月以上)使用するとムシ歯菌の数を減らすことが出来るためムシ歯ができにくい環境を作り出すことができます。またキシリトールが50〜60%以上配合されているガムが効果的と言われております。市販で販売されているガムと歯科医院専用ガムとでは配合量が異なり、市販のものには50〜60%、歯科医院専用ガムには100%配合されています。なので歯科医院専用のキシリトールガムの方が一度で市販のガムよりも多く摂り入れることができます。キシリトールガムの効果的な摂り方は三ヶ月以上毎日摂取することと、食後や完食の後に摂ること、1日3〜5回(ムシ歯のリスクが高い方は5回)が望ましいと言われております。またガムの噛み方はくちゃくちゃ食べではなく、口を閉じて奥歯ですり潰すように、横に動かして噛むようにします。お子さんがガムを噛む際、横への動きを加えることで、顎の成長が促され、綺麗な歯並びになり、結果としてムシ歯予防にもつながるとも言われております。ちなみにキシリトールの効果が期待できるお菓子は、ガムかタブレット(錠菓)に限られております。こちら以外のお菓子や食品、例えばケーキやジュース類にキシリトールが入っていても、むし歯予防の効果は期待ができません。なぜなら、ガムやタブレット以外で口の中に長く含んでいられる食べ物が無いからです。またこれらのお菓子には、先程も書きましたがキシリトールができるだけ高濃度(50〜60%以上)入っている事と、砂糖などの発酵性の甘味料が入っていないことが大切です。『シュガーレス』表示を確かめるか、パッケージの成分表示を良く見て、糖類が0gで有ることと、糖質中におけるキシリトールの割合が50〜60%を超えている事を確認してみてください。また、小さなお子さんへのミュータンス菌の感染予防には、お子さんの歯が生える少なくとも3ヶ月前から、周囲に居る人(家族など)がキシリトールを使用すると良いと言われております。キシリトールはムシ歯予防にとても良いですね。皆さんも是非キシリトールガムを噛み、ムシ歯予防しましょう。

2018/04/23
歯の酸食症

こんにちは、歯科衛生士の渡辺です。今日は歯の酸蝕症(歯牙酸蝕症)についてお話したいと思います。齲蝕や歯周病は聞いたことがあったり、ご存知の方がほとんどだと思いますが、酸蝕症についてはあまり耳にしたことがない方が多いのではないでしょうか。酸蝕症は、職業性の歯科疾患、いわゆる酸を取り扱う職業にみられる特殊な疾患とされてきました。しかし近年、酸蝕は特別な職業だけでなく、私たちの身近にも起こる問題として注目されています。酸蝕は歯の表面(エナメル質)が溶けて白く濁ったり、なくなってしまう疾患です。進行すると欠損はエナメル質の内側の層の象牙質にまで及びます。主にみられる部分は歯の先端です。通常口の中は中性(pH7)に保たれています。酸性度が高い柑橘類や食酢、炭酸、イオン飲料(スポーツ飲料)の摂り過ぎや、胃酸の逆流(逆流性食道炎)、嘔吐などが主な原因です。慢性の経過をたどるため、自覚症状は乏しく、冷たいものがしみるといった違和感がある程度です。生活習慣と深く関わっているので、年齢を問わず約17%の割合で罹患しているとの報告があります。特に、乳歯や生えたばかりの永久歯では、エナメル質および象牙質の厚さが薄く、酸蝕の進行が成人に比べて早いという特徴があります。実際、子どもの酸蝕は増加傾向にあり、その背景には以下のことがあげられます。 ①子どものむし歯が少なくなり、その程度も軽症化したことで、むし歯で歯が溶けたのか、酸の過剰摂取で溶けたのか、見分けがつくようになった。 ②子どもの生活習慣が大きく変化し、いつでも、どこでも炭酸飲料やイオン飲料を購入できるようになった。 ③健康志向の影響から、果汁飲料の消費が伸びている。 果汁飲料、炭酸飲料、イオン飲料に共通するのが、酸性度が高く習慣化しやすいということです。炭酸飲料や果汁飲料は飲んではいけないというのではなく、習慣にしないことです。また、習慣になっていなくても、飲み方(口の中にためたり、がぶ飲みする)で酸蝕になる危険性が高くなります。 私は炭酸飲料が苦手なので飲むことは少ないのですが、グレープフルーツやオレンジなどの柑橘類や梅干などの酸っぱいものが好きで口にします。ただ、食べた後にお水(中性)を飲んだり、一緒に乳製品を摂取するだけでも酸蝕は防ぐことができます。酸性度が高い飲み物を飲む時はストローを使用する、間食を少なくするなど皆さんも意識してみて下さい。

2018/04/13
乳歯と永久歯、歯の生えはじめ時期に大切なこと

こんにちは!歯科助手、技工士の宮原です。
4月に入り入学シーズンですね。
我が子も4月から新一年生となりました。
この6歳の子供の口の中は乳歯から永久歯への生えかわり時期真っ最中です。
毎回仕上げ磨きをしていて思う事は「とにかくみがきにくい!」
頭しか出てない歯やグラグラした乳歯、歯ぐきも敏感になっていて血も出やすくなってます。

乳歯も永久歯も「歯が生える時期」はむし歯になりやすいと言われています。
乳歯、永久歯、共に生えたばかりの歯はスポンジの様に軟かいため唾液中のフッ素やリン、カルシウムなど積極的に吸収する半面、酸によって容易に溶けるという危険もあります。

また乳歯は歯の表面を覆う硬いエナメル質が永久歯の半分程度と薄くむし歯から歯を守るバリアとしては頼りないものです。
さらに子供は大人と比べて、むし歯の進行による自覚症状(水がしみる、痛みがあるなど)が明らかでなく、痛みを訴えるころにはむし歯がかなり進行している事が多いのです。そのため、治療のタイミングが遅れ、重症化することになります。

生えてまもない歯は、周りの歯に比べて高さが低いのでよく観察し、仕上げみがきは歯ブラシだけではなく毛の部分が小さいタフトブラシや歯と歯の間を掃除するフロスも使いながら丁寧に磨く必要があります。硬い歯にしていくフッ素も有効です。

さて、永久歯の中で最もむし歯になりやすい歯をご存知でしょうか?
6歳頃から生え始める「第一大臼歯」、「6歳臼歯」とも言われている奥歯です。
理由としては...
①歯が生え始めてから歯がかみ合うまでの時間がほかの永久歯に比べ非常に長い。
②歯が生え始めても歯肉が覆いかぶさっている時間が長い。
③乳歯の奥に生えてくるので保護者が気付きにくい。
④咀嚼による自浄作用が働きにくく、歯みがきによる清掃が不十分になりやすい。

この最もむし歯になりやすい歯は、最もむし歯にしたくない歯でもあります。
第一大臼歯は「かみ合わせの要」といわれ、歯並びやかみ合わせの要所となるのです。
第一大臼歯は生え始めてから2〜3年がむし歯になりやすいと言われており、乳歯の時の口の中の環境が悪いと永久歯がむし歯になりやすくなることが知られています。
そのため、歯が生えてきてからあわててするのではなく、乳歯の時から口の中を清潔に保つことや、歯みがき習慣を身につけておく事が大切です。
6歳という年齢では、乳歯の奥に生えてくる第一大臼歯をしっかり磨くことが難しい為、かみ合う面の溝を中心にしっかりと仕上げ磨きをしてあげましょう。

歯ブラシ、タフトブラシ、フロス、フッ素、など使い方磨き方がわからない時は是非、衛生士やスタッフにお尋ね下さい。(^ ^)

2018/04/01
0歳〜6歳までの歯磨きの仕方について

こんにちは。歯科助手の人見です。 暖かくなり、桜も満開な時期になりましたねっ! さて、今回は0歳〜6歳までの歯磨きの仕方についてお話したいと思います。 0歳の歯磨き→6〜8ヶ月頃になると離乳食が始まり、この時期に歯ブラシを見せると手にして口にくわえる事があります。0歳の歯磨きはそれで充分です。 注意点は、歯ブラシをくわえたまま転んだりしないか事故が起きないよう大人は必ず見守る事です! 1歳の歯磨き→ご飯と歯磨きをセットにする習慣をつけ始めます。 子供が歯ブラシを口に入れたら、「歯磨き上手だね」と褒めてあげるのも大事です! この時期から仕上げ磨きを始めましょう。 この時期も歯磨き事故に注意して下さい!大人がしっかり見守りましょう。 2歳の歯磨き→食べたら磨くを習慣化させます。歯を磨く事を褒めると得意になって歯ブラシを手にし、段々と歯磨きらしい動きになっていきます。 同時にブクブクうがいも練習しましょう。 自我がでる時期なので嫌がる事もありますが、痛くなく優しく磨くのを意識し、できる範囲で仕上げ磨きをしましょう! 3歳の歯磨き→歯磨きが上手になってくる頃で、大人のマネをして磨く事は2歳の時よりも更に上手になります。 ブクブクうがいも口から水をこぼさないように上手にできるようになります。そして仕上げ磨きもしっかりできるようになる時期です! 4歳の歯磨き→歯磨きは更に上手になり、大人が仕上げ磨きでフォローする時期です。洗面所などの大きな鏡で見ながら歯を磨くと歯全体が見え、よりしっかり磨けます。 歯垢染色液(赤染め)を活用し、磨き残しを教えてあげるのも良いでしょう。 5歳の歯磨き→手鏡を見ながら歯磨きをすると、より的確に歯ブラシを当てる事ができ、磨き残しが少なくなります。下の奥歯の内側を磨くのは一番難しいので、仕上げ磨きで「こうやって磨くと上手に磨けるよ」などアドバイスをしながら磨いてあげましょう。 6歳の歯磨き→歯ブラシと手鏡はセットを癖づけましょう。 6歳臼歯が生えてくる時期でもあり、生え途中は歯の位置が低いため磨くのがとても難しいです。臼歯に歯ブラシが届くよう大人がチェックしてあげましょう。 仕上げ磨きは引き続き行って下さい。 この時期に歯の生え代わりが始まります。グラグラし始めたら、もうすぐ大人の歯に生え代わる事を教えてあげましょう。 以上が歯磨きの仕方についてのご説明でした。私の子供も歯磨きを嫌がり、なかなか上手く仕上げ磨きができない事が多かったです。いや、今でも嫌がります笑 鏡を見せたり好きな音楽に合わせて一緒に磨いてみたりと色々工夫しています。 大人はつい一生懸命磨こうとしてしまいますが、まずは子供に歯磨きを好きになってもらう事が大事です! 歯磨きは楽しいという事をぜひ教えてあげて下さい!

2018/03/15
フッ素の話

こんにちは!歯科衛生士の萩原です。
暖かくなり始め少しずつ春を感じていますが、皆さま お元気でお過ごしですか(^^)
わたしは花粉症なのでムズムズ、くしゅん、花粉症の対策に追われております。風邪ひきませんように...


さて、今回はフッ素についてお話しいたします。一気にご説明するのではなく少しずつになりますが どうぞお付き合いくださいませ☆

虫歯の予防にはフッ素、なんて当たり前のように耳に入るワードですが それって一体どんなものなんでしょう?
8CA5157D-9C3B-42EE-B08A-5DCF62598F52.pngのサムネイル画像

Q1:フッ素って何?
A:フッ素とは、元素記号で『F』。地球上で上から数えて17番目に多い元素です。
土の中や水の中、食べ物では緑茶やワカメ、エビ、イワシなどの海産物に多く含まれています。
自然な状態でフッ素単体が存在することは稀で、わたし達人間が利用しているのはほとんどがフッ化物というものです。


そのフッ化物(フッ素)は 『酸』に溶けにくい強い歯をつくる働きがあり、世界各国でむし歯の予防に利用されていて、食べ物でフッ素を摂るよりも 歯科医院で濃度の高いものを塗ってもらったり、フッ化物入りの歯磨き剤を利用するほうが むし歯の予防効果は高いとされています。
BE1DED91-D183-42B8-A6CE-5C0125588FA8.png

ふむふむ、、ではここで『酸 』についての補足です。わたし達の身体は食事をすると胃酸で食べ物を溶かしますよね。それと同じように口のなかでも同じ事が起こります。



食事を摂ると、唾液が酸性に傾きます。胃の中だけでなく、口の中でも食べものを溶かそうとするんですね。身体って不思議。
歯は酸を嫌います。むし歯ができるまでの過程には糖質とむし歯菌の関係、お口の中のph(ペーハー)など様々な関係があるのですがそのお話はまたいつか...

話が傾きましたが この『酸』に負けない歯の質を作るお手伝いをしてくれるのが フッ素 ということですね(^^)


Q2:フッ素は歯にどんな効果をもたらすの?
A:フッ素が歯の表面(エナメル質)に取り込まれることで、歯の主成分であるハイドロキシアパタイトの構造がよりしっかりと安定します。歯の質が丈夫になり、『酸』に溶けにくい強い歯がつくられていきます。また唾液中に含まれるカルシウムイオンやリン酸イオンと一緒に、酸に攻撃された歯の表面にくっつき、再石灰化を助けて脱灰部分を元に戻そうとする働きがあります。


補足いたしますと...成長期に生えたばかりの歯は柔らかくて表面のエナメル質が『酸』に弱いのですが、フッ素を大人よりも取り込みやすい性質があります。つまり子供のうちからフッ素による予防処置を取り入れていくと硬い歯に近づき、むし歯になりにくい歯をつくれるよ〜 ということですね(^^)


ちなみに、フッ素は子供の歯だけでなく、大人の歯にも効果を発揮してくれるんです。
804D5379-76F3-406E-BF77-CD2B833335B7.pngのサムネイル画像のサムネイル画像
ダイヤモンド歯科では、お子様だけでなく大人の方にもご希望があれば無料でフッ素塗布を行なっております。

*お口の中の状態によっては処置が異なりますのでお問い合わせくださいませ*


フッ素は使い方が大切です。単に量が多ければいいということは決してなく、ホームケアで6歳未満のお子様にペーストなど利用する際は濃度をご確認の上、専門的な知識のある歯科衛生士にお尋ねください。


フッ素についてはまだまだお話ししたいのですが、今日はこの辺で...

参考文献;フッ化物•キシリトール クイックQ&A BOOK. Oralcare社

月別アーカイブ

当院の内部がご覧になれます